ナツメグ

丸みのある温かさと乾いた甘さで、スパイスの中盤に柔らかい奥行きを足すノート。

スパイシー

Nutmeg

ナツメグ

香りの特徴

ナツメグは、胡椒のような鋭さよりも、丸い温かさ、乾いた甘さ、少し粉っぽいスパイス感を持つノートです。香りに入ると、冷たいシトラスや紅茶の渋みを和らげ、肌に近い温度を与えます。強く出ると料理的になりますが、少量なら上品な陰影になります。

香水での使われ方

ミドルからベースにかけて、シトラススパイス、アンバー、ウッディ、オリエンタル、グルマンの構成で使われます。カルダモンやジンジャーが冷たさや刺激を作る一方で、ナツメグは香りの角を丸め、中盤に穏やかな厚みを出します。

豆知識

ナツメグは日本語資料でマスカードと表記されることもあります。香水では食べ物そのものの匂いを作るだけでなく、茶葉、木、樹脂、ムスクに温かい粉感を重ねるためにも使われます。

香水の中では、単独で目立つ場合も、他の素材を支える場合もあり、組み合わせによって印象の強さや距離感が大きく変わります。

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