1828
ナントに生まれたジュール・ヴェルヌの冒険心を、香りにした一本。グレープフルーツとタンジェリンの柑橘に、ユーカリの青さが重なります。ナツメグとペッパーが温かみを添え、シダー、インセンス、ベチバー、パインコーンが乾いた森のような香りを作ります。海風と荒野を同時に感じる、芳香性のシトラスです。
1828年、ナントに生まれたジュール・ヴェルヌ。海の近くで育った彼は、その後の人生で、未知の海を旅する冒険小説を数多く残しました。この香水はそんな空想の旅人に捧げられています。
最初に感じるのは、グレープフルーツとタンジェリンの柑橘です。はじけるような明るさではなく、皮のほろ苦さを含んだ、落ち着いた酸味。そこへユーカリの青い香りが重なります。海風が荒野の草をなでるような、涼しく乾いた立ち上がりです。
時間が進むと、ナツメグとペッパーが現れます。柑橘の冷たさを、スパイスの温かさがゆっくりと包み込んでいく。爽やかな柑橘とスパイスの温かさが、対照を作ります。
やがてシダー、インセンス、ベチバー、パインコーンが香りの土台を作ります。木の乾いた香ばしさ、ほのかに煙る樹脂、土の匂い、針葉樹の青さ。遠くの港と、その先に広がる森を同時に思わせる香りです。
ブランドが描くのは、遠い土地のスパイスを詰めた木の宝箱を船で運ぶ情景。風の通る場所や夏の昼下がりに、その冒険のイメージを楽しみたくなります。









