アンブル 114

タイムとナツメグの乾いた辛さで始まり、ローズやサンダルウッドを経て、アンバー、バニラ、ベンゾインの甘く樹脂的な余韻へ。114の素材を重ねた、温かく官能的なスパイシー・アンバー。

イストワール ド パルファン

調香師: ジェラルド・ギスラン, シルヴィ・ジュルデ

アンブル 114 120mL ボトル

タイムとナツメグが、最初に乾いた辛さを立てます。ハーブの青さとスパイスの熱が重なり、肌の上でゆっくりほどけていきます。

中盤はローズとゼラニウムの花が、パチュリ、サンダルウッド、シダー、ベチバーの木と土に支えられて現れます。花は甘く主張せず、木の乾きと根のような重さの間に柔らかく重なります。香りはここで厚みを増し、花と木の重なりを深めます。

終盤、アンバー、バニラ、トンカビーン、ベンゾイン、ムスクが重なります。バニラの甘さとベンゾインの樹脂感が、アンバーを温かく艶のある塊として立ち上げます。後半に感じられるのは、甘さに樹脂の艶を重ねたような温かさです。

バルサムの風に温められたアンバー色の肌——その情景を目指した一本。ブランドは114という数字を、114の要素からなる構成に結びつけています。寒い夜に、ハーブとスパイスから温かな樹脂へ移る表情を楽しみたい一本です。

香りの構成