1804

1804年、ジョルジュ・サンドが生まれた年にちなむフローラル・アンバー。パイナップルと桃の甘い果実に、クローブとナツメグの温かな辛さ、ジャスミンやガーデニアの白い花が重なります。サンダルウッドとバニラ、ベンゾインが肌の上でゆっくりと甘く沈み、作家の寛容さと官能を思わせる香りです。

イストワール ド パルファン

調香師: シルヴィ・ジュルデ

1804 120mL ボトル

1804は、作家ジョルジュ・サンドの生年にちなむ香水です。男性名のペンネームを選び、文筆家として知られるようになった人物に捧げています。ブランドは彼女を近代的な女性の先駆けと捉え、その寛容さと官能性を香りに託しました。

最初に現れるのは、ハワイアン パイナップルとコルシカ ピーチの熟した甘さ。そこへタヒチアン ガーデニアのクリーミーな白い花が重なります。果実と花の蜜が混ざり合うような、豊かな導入です。続いてクローブとナツメグのスパイスが輪郭を引き締め、香りが肌の温もりを帯びます。

中盤では、インディアン ジャスミン、スズラン、モロッコ ローズが花束のように開きます。白い花の濃さとローズの華やかさが並び、スパイスの温もりが下で支えます。単なる甘い花で終わらない、意志の強さを感じる構成です。

やがてサンダルウッド、パチョリ、ベンゾイン、バニラ、ホワイト ムスクが下地になります。甘さは残りながら、木と樹脂の落ち着いた表情が重なります。公式が「アンバー フラワー ブーケ」と呼ぶ、花と樹脂が一体となった余韻です。

着けるなら、気温が下がる夕方や厚手の服に合わせたい。果実と花の華やかさに、スパイスと樹脂の落ち着きが重なるところを楽しみたい一本です。

香りの構成