ジュリアン・ラスキネ
ピエール・ブルドンの最後の弟子として学び、中東とパリの経験を行き来しながら、物語性のある香りを組み立てるフランス人調香師。
France
ジュリアン・ラスキネについて
ジュリアン・ラスキネは、フランスを拠点に活動する調香師です。香水業界とは無縁の家庭で育ち、ビジネスを学んだのち、ニューヨークでのインターンをきっかけに香りの仕事へ進みました。古典の技法と異文化の記憶をつなぎ、一つの場面や感情が立ち上がるような構成を得意としています。
経歴
若き日にピエール・ブルドンと出会い、彼の最後の弟子として個人指導を受けました。クリスティーヌ・ナジェルからも学び、独立調香師として経験を積んだ後、中東で長く制作。ドバイとパリを往来しながら香りの文化差を吸収し、2023年からCPL Aromasのシニア・パフューマーを務めています。
創作スタイルと哲学
ラスキネは、原料を並べるだけでなく、香りに物語と移動感を持たせることを重視します。薫香、茶、革、ウードなど陰影の深い素材に、果実や花の鮮明な光を差し込み、伝統的な骨格を現代的なコントラストへ変換します。旅先の空気、人との出会い、芸術から得た感情を、記憶に残る署名へまとめる姿勢が特徴です。
代表作
- 『ロイヤル ウード』— 乾いた木とスパイスを端正に組み立てたウッディ作品。
- 『ザ ムーン』— 赤い果実とウードの壮大な対比を描く香り。
- 『ロシアン ティー』— 茶、ミント、革、煙を物語的に重ねた作品。















