ジェスト

上質なバニラを中心原料とし、プラム、リンゴ、カルダモンから始まります。ヘリオトロープ、ラム、チョコレートの中段を経て、バニラの土台へ向かう香りです。調香はジュリアン・ラスキネ。

アンドレア マーク

調香師: ジュリアン・ラスキネ

ジェスト 55mL ボトル

暖かな夜、片手にラムのグラスを持ち、濃厚なデザートを味わう。ジェストは、そんなくつろぎと甘さの場面から始まる香りです。

アンドレア マークがこの香りの「中心となる原料」に挙げるのは、上質なバニラです。ジェストは、このバニラに向かって組み立てられています。公表されている構成では、最初に果実とスパイス、中段に甘い花とラムとチョコレートが置かれ、最後にバニラが来ます。

トップのプラムとリンゴは、果実の異なる面を見せます。プラムは熟した果肉の濃い甘さを、リンゴは歯切れのよいみずみずしさを持っています。そこにカルダモンが加わり、涼しさを含んだスパイスの輪郭が出るため、始まりが甘さ一辺倒になりません。

ハートのヘリオトロープは、アーモンドや白粉を思わせることの多い、柔らかな甘さの花の香りです。ブランドはこれにラムとチョコレートを合わせています。酒の温かみと、カカオのほろ苦さを含んだ甘さが、花の柔らかさのすぐ隣に並びます。

ベースでは、中心原料のバニラにアンブロキサンとムスクが加わります。アンブロキサンはアンバーを思わせる乾いた温かさを持つ香料です。ムスクとともに、バニラの甘さを肌の近くで支える役目を担っています。

調香はジュリアン・ラスキネ。明るい果実に始まり、デザートや酒を連想させる中段を通って、バニラの土台に落ち着く流れがこの香りの骨組みです。甘さを何層にも重ねた構成なので、まずは手首など一か所に少しだけつけてみてください。プラムとカルダモンの香り立ちからバニラへ移っていく様子を追いやすくなります。

香りの構成