マルファ ウォールズ
シチリア産マンダリンとオレンジにカシスリキュールとタイムが重なる鮮烈なトップから始まり、オリバナムとセージの瞑想的なインセンスへと移ろい、最後はウードとケードを帯びたダークでタール感のあるレザーが石造りの聖堂と焦げた木が交差するようなミステリアスな余韻を残します。
調香師: ジュリアン・ラスキネ
マルファ ウォールズ
シチリア産マンダリンとオレンジにカシスリキュールとタイムが重なる鮮烈なトップから始まり、オリバナムとセージの瞑想的なインセンスへと移ろい、最後はウードとケードを帯びたダークでタール感のあるレザーが石造りの聖堂と焦げた木が交差するようなミステリアスな余韻を残します。
香りの展開と個性
立ち上がりは、リキュールのようなカシスにシチリア産のマンダリンとオレンジ、タイムが重なる鮮烈なシトラス・ハーバルの爆発で、地中海の陽光と石造りの聖堂のひんやりとした空気を同時に運びます。やがてオリバナムとセージが立ち上がり、シトラスを煙のような柔らかなインセンスのヴェールで包み込む瞑想的なミドルへ。ラストはレザーにウードとケードが重なるダークでタール感のあるスモーキーウッディへと沈み込み、古い木の扉と海風が交差するような鉱物的なニュアンスを帯びたミステリアスなレザー・インセンスの香りにまとまります。
こんな人・場面に
肌にのせると、シトラスとカシスリキュールの明るい導入にタイムのハーバルな苦味が絡み、甘さを抑えたエネルギッシュなトップが香ります。オリバナムとセージのハートは重すぎず静かな祈りのようなニュアンスで、スモーキーウッディでも空気感があり日中にも使いやすい印象。時間とともにレザーにウードとケードのタール感が加わり、鉱物的でややスモーキーなドライダウンが、石畳や木のベンチ、ジャケットスタイルに似合うミステリアスなユニセックス香水として穏やかな存在感を保ちます。シチリアンシトラスの軽快なトップにより春先や穏やかな夏の日にも使えますが、インセンスやレザー、ウード、ケードが効いたスモーキーウッディの骨格は、空気が冷え始める秋から冬にかけて最も映える香りです。拡散性はシトラスの立ち上がりとスモーキーなレザーウッディの組み合わせから、中程度の拡散を想定でき、近〜中距離で存在感を放ちながらも空間全体を強く満たしすぎないバランス型の香り立ちです。持続性はインセンスとレザー、ウード、ケードを主体としたエキス調により、肌では一日を通して穏やかに残る中〜やや強めの持続力が想定され、過度に重くならずに輪郭を保つタイプです。
調香師とボトル
2024年発売のオードパルファムです。調香師はジュリアン・ラスキネです。オブヴィアス・パルファムらしい意匠の100mLボトルです。









