ウートルキュイダン

グレープフルーツとパイナップルの弾ける果実に、サフランとオレンジブロッサムの誇らしげな辛さが重なる。ラブダナムとレザーが木の芯を太くし、生意気なほどの自信を肌に残すウッディ。

イストワール ド パルファン

調香師: ジュリアン・ラスキネ, ファニー・バル

ウートルキュイダン 60mL ボトル

名前はフランス語で「自信過剰な、生意気な」という意味の古い言葉から取られています。公式の説明文は、香りの登場人物たちが交わす言葉の応酬として構成されています。まずグレープフルーツとパイナップルが明るく弾け、カシスの黒い酸味がその勢いに陰を落として、果実が甘さに流れないよう留めます。

続いて、サフランとカルダモンが応じます。オレンジブロッサムが高く張った声で割って入り、花の明るさとスパイスの乾いた熱が同時に立ち上がる。香りの中心には、サフランとオレンジブロッサムの大胆な組み合わせがあります。レザーとともに、果実の明るさへ力強い対照を作ります。

土台ではラブダナムの樹脂っぽい苦みが、シダーとサンダルウッドの乾いた木に重なる。パチュリが土の匂いを足し、レザーが届くと全体がぐっと厚みを持ち、冒頭の果実の明るさは重心の低い木と革の下に重なります。

気温の低い日や夜、革のジャケットや濃い色の服に合わせたい一本。果実の酸味、スパイスの熱、革の深さがどう重なるかを、ゆっくり楽しみたくなります。

香りの構成