ファニー・バル

IFFのフランス人調香師。ISIPCAとドミニク・ロピオンのもとで培った精密さに、日常の匂いを恐れず試す大胆さを重ねます。

France

Fanny Bal

ファニー・バルについて

ファニー・バルは、日常の匂いへ向ける率直な好奇心と、厳密な処方技術を併せ持つIFFのフランス人調香師です。整った美しさだけを追わず、身近で少し奇妙な感覚を大胆な素材の組み合わせへ育てます。

経歴

1991年にパリで生まれ、幼い頃から花、果実、書物、衣服、家庭用品を嗅ぎ、水や葉で小さな混合物を作っていました。ISIPCAで化学、植物学、法規、文化と調香を4年間学び、学生時代の相談をきっかけにドミニク・ロピオンから指導を受けます。独自の師弟教育を経て2015年にIFFへ加わり、共同制作と個人制作の両方で経験を重ねました。

創作スタイルと哲学

素材を端正にまとめる前に、なぜその匂いが気になるのかを掘り下げます。雨上がりの湿度、衣服、食べ物、木の表面など身近な感覚を、過剰な量や意外な対比も恐れず処方へ持ち込みます。師から受け継いだ精密さを土台に、若々しい即興性を失わないことが強みです。

代表作

  • 『ランテルディ』— 白い花と暗い木を緊張感のある対比へした共同制作。
  • 『レプリカ オータム バイブス』— 落葉、木、スパイスを乾いた秋の触感へした作品。
  • 『ウェン ザ レイン ストップス』— 水気、花、土の明るさを雨上がりの空気へした作品。

手がけた香水