フィリッポ・ソルチネッリ

宗教衣装、オルガン、写真、香りを横断するイタリア人芸術家。古典と前衛、聖性と身体性の緊張を妥協のない表現へ変えます。

Italy

Filippo Sorcinelli

フィリッポ・ソルチネッリについて

フィリッポ・ソルチネッリは、香りを単独の仕事ではなく、音楽、衣服、写真、信仰と連続する自己表現として扱うイタリア人芸術家です。美しさの明るい側だけでなく、痛み、沈黙、矛盾を含む内面へ香りを向けます。

経歴

1975年にマルケ州モンドルフォで生まれ、美術と応用芸術を学んだ後、ペーザロのロッシーニ音楽院を卒業し、複数の大聖堂でオルガニストを務めました。2001年に宗教衣装のアトリエLAVSを創設し、衣装を収める箱へ香りを添えたことから嗅覚表現へ進展。2013年に独自のフレグランス活動を開始しました。

創作スタイルと哲学

オルガンの音色、典礼の色、布の重み、教会の石や煙を、説明的な再現ではなく精神と身体の緊張へ変換します。古典的な象徴と現代技術、光と暗さを同じ構成に置き、個人的な葛藤も隠しません。芸術上の自由は私生活の自由と切り離せず、妥協しないこと自体を制作の条件としています。

代表作

  • 『レリキア』— 石、香、蝋、木を聖堂に残る時間と身体の気配へした作品。

手がけた香水