オルガン #4は、厳かな儀式に備えて聖遺物を納める容器を磨く時間を題材にしている。布が銀や金の表面を滑り、蝋燭の光が金属に反射する祭壇へ、控えめで澄んだオルガンの響きが重なる。磨いた金属を思わせる緊張感が、柔らかな甘さとアンバーの温かさへなじむ情景を香りにした作品だ。
主題はラテックス、アンバーウッド、オークウッド。対主題にはピオニー、アイリス、真ちゅう、コーダにはマンダリン、カルダモン、ブラックペッパーがある。しなやかな素材を思わせる質感と木の温かさに、柔らかな花と金属の輝きが向き合い、柑橘とスパイスが明るく鋭い輪郭を添える。
花や温かな木の香りへ、金属とゴムを思わせる異なる質感を合わせたい時に。100mLの縦長の透明ガラスには淡い黄色の液体が見える。変形した黒いレコード状のキャップを横から見た姿と、黒い文字で作品名を記した白いラベル、厚いガラスの底が造形を作っている。








