クローズ アップ

写真家スレン・マンヴェリャンによる虹彩の接写から生まれた、アニック・メナルドの香り。グリーンコーヒーとチェリーに、ホワイトタバコとアンバーが対照を描く。

オルファクティブ ストゥディオ

調香師: アニック・メナード

オルファクティブ ストゥディオ クローズ アップ 100mL ボトル

大きく見開かれた目か、陸と海をそなえた小さな世界か。写真家スレン・マンヴェリャンが接写した虹彩は、眼球と地球儀のあいだを揺れ動く世界地図のように見える。触れられそうで、香りまで嗅げそうなほど寄った像だ。その願いをかなえる香りとして、アニック・メナルドが「クローズ アップ」を調香した。

香りは強く対照的で、アンバーの調子に清涼感が組み合わさる。厚みのある性格は、アニスとグリーンコーヒーになめらかに溶け合う。サントス産グリーンコーヒーの焙煎前の青い香りに、グリオットチェリーのアコードの酸味を帯びた果実と、フレッシュスパイスが重なる。中心ではホワイトタバコのアコード、パチュリ、アトラスシダーウッド、センティフォリアローズが、葉と土と木と花びらをひとつの像にまとめる。アンバーノートやトンカビーンは、その像を温かい地に置く。

さらに寄れば寄るほど一つひとつの素材が強さと輪郭を増す、という言葉は、接写という写真の手法をそのまま香りに置き換えている。

香りの構成