インファビュラは、創業者フランク・サルツウェデルが自身のマゼンタのモノクローム作品から着想した香水です。調香師ベレニス・ワトーはそのフューシャ色を食べられそうな甘さと捉え、プラリネやラズベリー、マカロンの印象を濃く強調したシプレに重ねたと語ります。立ち上がりは赤い果実とカシスの芽の甘酸っぱさに、シチリア産オレンジブロッサムの明るさ。中心ではローズのアブソリュートにヘーゼルナッツのアコードとアンバーが寄り添い、ブランドはその香ばしさをサントノーレやイスパハンといったフランス菓子にたとえます。土台はシダー、サンダルウッド、インドネシア産パチョリ、マダガスカル産バニラ、ムスク。そこへオークモスのほろ苦い陰影が加わり、甘さを引き締めます。濃度はエクストレ・ド・パルファム(25%)。ボトルは無垢のガラスから削り出した建築的な塊として構想され、ブランドはラズベリー色のラッカーに金のひと雫を戴く宝飾品として表現しています。











