キュイール ヴェジェタルの出発点は、ブラジルでコーヒー豆の生産者たちと出会った体験です。調香師はそのときの感覚を、かすかな手触り、甘くまろやかな香り、苦くて後を引く味として書き残しています。そこにジャワ島のベチバーを合わせたことが、この香りの骨格になりました。
始まりはラベンダーとベルガモットの軽い明るさに、チョコレートのほろ苦さと、CO2抽出のコーヒーアブソリュートの焙煎した香ばしさが重なります。甘いチョコレートに、煎った豆の乾いた苦みが重なります。
中盤ではアトラスシダー、カシミアウッド、パピルスが乾いた木の層をつくり、コーヒーの苦みを受け止めます。名前はフランス語で「植物の革」。ベースではベチバー、モス、アンバーがレザーを囲み、根の土っぽさと、なめした革のような柔らかい陰影が重なって終わります。










