静止して見えるのに、動きを感じさせる。フレデリック・ルバンの写真には、そんな幾何学的な遊びがある。
ドラ・バグリッシュが描いたのは、生きることを祝う香り。異国のカクテルが渦を巻く華やかな宴を思わせ、日本のゆずの輝きを、希少な胡椒とラム、温かな木のカクテル・インフュージョンが追いかけます。ピンクペッパー、ブラックペッパー、四川山椒の三種が柑橘の光を細かく弾き、スターアニスの甘さとガルバナムの鋭い緑がその合間を縫います。
土台のダークラムとシダーウッドは、こっくりとした温かさと乾いた木の手ざわりをもたらします。それでも明るさは引かず、消えずに残るみずみずしさとくつろいだ温かさの対比が、この香りを静止させません。









