グラスの泡とたばこの煙がすれ違う、歌舞伎町の夜。歌川国貞の浮世絵『東都冨士三十六景 内藤新宿』に描かれた人々の往来を、今の街へ重ねた香りです。賑わいの奥にある余韻を、ウイスキーや木の落ち着いた表情で描きます。
ベルガモットとライムにブラックペッパーを合わせ、明るく切れのよい入口を作ります。ウイスキーと炭酸を思わせるスカッシュに、ガーデニアとバーチが重なる中心。パチュリ、ベチバー、アンバー、ムスクへと進み、弾ける飲み物の軽さと、夜に似合う静かな深みが並びます。
2025年に数量限定で登場したオードパルファム。伽羅の香りと加子母ひのき葉精油も取り入れ、現代の歓楽街の情景に、日本の木の気配を添えています。江戸の宿場町と今の歌舞伎町。その二つの時代に流れる夜の空気を、浮世絵と香りの両方から楽しむ一作です。










