清水篤

日本の調香師で、キャライノベイトの創業者。ハテンコウを率い、旅先の素材や浮世絵、土地の歴史を香りへ置き換えています。

Japan

調香中の清水篤

清水篤について

清水篤は、日本の調香師で、キャライノベイトの創業者です。ハテンコウの総合ディレクターも務め、土地の物語を香りで結ぶ旅人という意味を込めて、自らを「旅香人」と呼んでいます。

経歴

2003年から2007年まで、ディプティックの日本総代理店だった輸入商社で営業部門のマネージャーを務めました。出張先で伝統工芸の担い手が減っていることを知り、2008年にキャライノベイトを設立し、のちに師との出会いから調香を学び始めました。2023年に浅草のイニムを開き、2025年にはハテンコウを発表しました。

創作スタイルと哲学

日本各地を訪れ、素材の生産者や職人と関わりながら、文化や歴史を香りへ置き換えています。浮世絵の色や場面をそのまま飾りにせず、見えない空気や時間まで香りで表すことを目指します。花火の制作では、土手をガルバナム、赤い花火を梅の印象で描き、香料の組み合わせを試しています。

代表作

  • 『花火』— 広重の隅田川の風景を、青い土手や赤い花火の香りへ置き換えた作品。
  • 『磯波』— 北斎の波の情景を、柚子やグレープフルーツ、海を思わせる香りで描いた作品。

手がけた香水