セリーヌ・エレナは、愛の根にそっと触れた記憶からこの香りを書き起こしています。失った結びつきの名残を、香りという消えない形にして語りたかったといいます。幸福とノスタルジー、光への憧れと影の安らぎを、ささやくように行き来する香りです。
調香師が好きだと語るのは、ベチバーのエッセンスのざらりとした苦みと、アイリスバターのビロードのようななめらかさ。そこに温かいスパイスと冷たいスパイスが点を打つように加わります。公式のピラミッドでは、トップにナツメグ、ミドルにブラックペッパー、ベースにベチバー、アイリス、オリーブオイルが並びます。
根の素材と、軽やかに漂う素材。地に足のついたものと繊細なものを合わせ、幸福への渇きと飛び立つ夢を表したと調香師は述べています。公式の分類はフローラル&グルマンで、ベースのオリーブオイルが珍しい存在です。




