デルフィーヌ ティエリー

香料会社での経験を経て、2007年に独立した調香師。素材を嗅ぎ直し、土っぽさや樟脳のような癖も生かしながら、天然香料の表情を引き出している。

France

デルフィーヌ ティエリーのポートレート

デルフィーヌ ティエリーについて

フランス出身の調香師。ISIPCAを首席で卒業し、シャネル、IFF、マンで経験を積んだ後、2007年に自身のスタジオ「インスピレーション リーブル」を設立した。天然香料を軸に、透明感のあるフローラルやウッディな作品を数多く手がけている。

経歴

化学の学位を取得後、ISIPCAに進み、在学中にシャネルのジャック・ポルジュやIFFのカルロス・ベナイムに師事した。卒業後はIFFとマンに12年間勤め、パリ、ニューヨーク、メキシコ、グラースで経験を積んだ。2007年に独立し、現在はグラース近郊の自然に囲まれたアトリエで創作を続けている。

創作スタイルと哲学

天然香料だけで作る際には、従来の調香の定石をいったん離れ、素材をあらためて嗅ぎ直すという。土っぽさや樟脳のような癖も含め、原料の個性を生かすことを大切にしている。天然香料と合成香料を対立させず、それぞれが持つ創作の可能性を認める姿勢も特徴だ。

代表作

  • 『アッカド』は、ルバンによるオリエンタルな作品で、樹脂とスパイスの深みが特徴。
  • 『モンテクリスト』は、マスク ミラノによるウッディでスモーキーな香り。
  • 『トゥライトゥラ』は、マジダ ベッカリによるオリエンタルフローラル。
  • 『テラルバ』は、マスク ミラノによるアロマティックなウッディ作品。

手がけた香水