オータム イン ロカ
ブラックペッパー、サフラン、シナモンリーフの温かなスパイスに、バーリーとブランの穀物感、ファー バルサムの樹脂、チベタン インセンスとバーチタールの煙が重なる。ヒマラヤの収穫の秋を、アンバー寄りのウッディに仕上げた香り。
調香師: デルフィーヌ ティエリー
オータム イン ロカは、ヒマラヤのロカ地方で9月に迎える大麦の収穫を香りにした作品です。ブラックペッパー、サフラン、シナモンリーフが最初に立ち上がります。スパイスは刺激的というより、日に温められた穀物のまわりに漂う乾いた熱として感じられます。
中心にあるのはバーリーとブラン アブソリュートです。麦の穂と、碾いたときの粉っぽさ、ほのかな甘さが重なり、ファー バルサムがそこへ冷たい樹脂の陰を差します。穀物の素朴さと針葉樹のみずみずしさが同じ層で響き、単なるグルマンには収まりません。
ベースではチベタン インセンスの煙がゆっくり広がり、パチュリの土っぽさとバーチタールの焦げた革のような香ばしさが支えます。収穫を祝う焚き火や寺院の香煙を思わせる、アンバー寄りのウッディです。
秋の夕方や冷えた室内で、厚手のニットやウールに合わせると、スパイスと煙が落ち着いてなじみます。乾いた穀物と深い煙を、ゆっくりと味わいたい日に。








