アンクリム エキゾティック
2017年発表のピエール・ギョーム「アンクリム エキゾティック」は、ブラックティー、ジンジャーブレッド、温かなスパイス、ココアを重ねたシプレ・ティー系のスパイシー・グルマンです。
調香師: ピエール・ギヨーム
香水の基本情報と第一印象
「アンクリム エキゾティック(Un Crime Exotique)」は、ピエール・ギョームによるスパイシー・グルマンです。ベルガモットとエレミの明るさ、紅茶の渋み、ジンジャーブレッドとココアの香ばしさが重なり、チャイや焼き菓子を思わせながらも甘さだけに寄らない香りです。
調香師・ブランドの背景と制作経緯
ピエール・ギョームは化学を学んだ背景を持ち、2002年に自身のブランドを立ち上げました。公式説明によると、本作は2005年の「12 ハイパーエッセンス マタレ」で探求したシプレ・ティーの主題を、12年後の2017年に「12.1」として再構成した作品です。旧資料にあった「2006年の限定発売」「IFRA規制による廃番」「ファンの声で復活」という筋書きは、現行公式情報では確認できません。
香りの詳細分析
公式が主要素材として挙げるのは、ベルガモット、エレミ、ブラックティーリーフ、ジンジャーブレッド、ココア、サンダルウッドです。公式説明にはシナモン、スターアニス、マテも登場しますが、固定されたトップ・ミドル・ベースではなく、香り全体を形作る要素として捉える方が正確です。
はじめはベルガモットとエレミが軽い明るさを作り、ブラックティーの乾いた渋みへつながります。そこへシナモンやスターアニスの温かなスパイス、ジンジャーブレッドとココアの香ばしさが重なります。後半はサンダルウッドの柔らかな木質感とマテのほろ苦さが残ります。旧資料で公式ノートとされていたオスマンサス、ホリー、バニラシュガーは、現行公式ページでは確認できません。
他の香水との比較・ポジショニング
グルマン香水の中では、ケーキやキャンディの甘さより、紅茶、温かなスパイス、ジンジャーブレッドの香ばしさで満足感を作るタイプです。ブラックティーとエレミの乾いた輪郭があるため、甘さが単調になりません。
スモーキーな茶香や重いタバコ・アンバーを主役にする作品とは異なり、飲み物と焼き菓子を思わせる温度感が中心です。
購入ガイド
秋冬に紅茶とスパイスを軸にしたグルマン香水を探している人に向きます。現行の公式サイトでは50mlと100mlが案内されていますが、在庫や国内での取扱状況は、購入時点で公式または正規販売店を確認してください。
使用感と似合う場面
乾いた冷気のある季節や、カフェでの読書、静かな夜など、紅茶と焼き菓子を思わせる香りを自分の近くで楽しみたい場面に似合います。感じ方や持続は肌・気温・使用量で変わるため、性能を時間や距離で断定せず、まず肌で試すのがおすすめです。








