2571は、香りと記憶が結びつき、纏う人の経験が香りの表情を完成させるという発想から生まれた作品。ローラン・ル・ゲルネックが、根やスパイス、木の素材を重ね、自然と個人の記憶をつなぐ。一本の香りを誰もが同じように感じるのでなく、自分の時間や情景を重ねる楽しみを描いている。
カルダモンとベルガモットが、明るい柑橘に清々しいスパイスを添える。オリスルートとサイプレスの中心では、粉の柔らかさに木と香草の輪郭が重なる。最後はサンダルウッド、アンバー、ベチバーへ落ち着き、なめらかな木と温もりを、根の乾いた質感が支える。
木の温かさへ柑橘や香草の明るさも求める日や、静かな散歩の装いへ。2023年に登場したオードパルファン。掲載の100mL瓶は刻印のある縦長の円筒ガラスで、紺色の彫刻的なキャップを合わせ、淡い色の胴と厚い透明な底を備える。






