ローラン ル ゲルネック

ニューヨークを拠点にIFFで活動してきたフランス人調香師。旅、都市、素材文化を観察し、明快な対比と磨かれた拡散へ翻訳します。

France

Laurent Le Guernec portrait

ローラン・ル・ゲルネックについて

ローラン・ル・ゲルネックは、フランスで培った香りの感覚を、ニューヨークをはじめとする国際的な都市文化の中で磨いてきたIFFの調香師です。旅先の空気、建築、食、色を観察し、それぞれの土地に固有の活力を身につけられる香りへ移します。

経歴

フランスで調香の基礎を築いた後、IFFでファインフレグランス制作に携わり、ニューヨークを拠点に長い国際経験を重ねました。多様な市場やクリエイティブチームとの仕事を通じて、一つの文化を記号化せず、依頼の背景まで読み取る方法を深めています。シニア調香師として創作だけでなく、素材や発想を伝える役割も担ってきました。

創作スタイルと哲学

甘さと苦み、果肉と皮、光と影のように、互いを鮮明にする要素を組み合わせます。旅の記憶は名所の再現ではなく、乾いた空気、光の強さ、木や革の表面といった感覚へ分解され、滑らかな拡散の中へ置かれます。強い印象を作りながら、中心素材の輪郭を失わせない均衡が特徴です。

代表作

  • 『ビター ピーチ』— 熟した果肉、柑橘の苦み、酒、樹脂を濃密なコントラストへした共同制作。

手がけた香水