ライラックは、ニューヨーク植物園のライラック・ヒルに咲く、生きた花の香りを描く作品。ローラン・ル・ゲルネックが庭師と協働し、短い開花期の瑞々しさを捉えた。花を摘む代わりに、その周りの香りを捕集して再構成する技術を使い、静かな庭の記憶を香水へ移している。
ベルガモットの皮と葉の青さが、明るく清々しい始まりを作る。中心ではライラックとスズランが、柔らかな花の雲のように重なる。最後はスエードとアンバーへ落ち着き、淡い花の輪郭を、穏やかな肌触りと温もりで支える構成だ。
花の柔らかさに、葉と柑橘の清々しさも求める日の外出へ。2023年に登場したオードトワレ。掲載の60mL瓶は短い円筒ガラスに、明るい緑色の彫刻的なキャップを備え、淡い紫の色調と、正面の刻印、厚い透明な底を合わせている。





