ザ グラッジの着想は、スコットランドの浜にときおり打ち上がる「白い金」、アンバーグリスです。マッコウクジラの体内で生まれ、潮に転がされ、浜で拾われ、チンキにされて香料になるまでの長い旅。海を漂う間に、思いがけないものが貴重な香料に変わる。その過程を香りの移り変わりに重ねています。
始まりはニガヨモギの苦み。フランキンセンスとコパル樹脂が乾いた樹脂の煙を重ね、やがて香りは青さと塩気を帯びた香りへ移ります。お茶と海藻、カラムスが重なり、潮の気配がはっきりしてきます。
ベースはアンバーグリス、タバコ、ウード、ムスク、オークモス、ラブダナム アブソリュート。冒頭の苦みが引き、タバコと樹脂の温かさが残ります。











