調香師アマンディーヌ・ガリアーノは、この香りを旅を重ねるなかで考えたと語っています。行き先をひとつに絞らず、トップのスパイスから中心の木、ベースのウードへと場面が移っていく構成です。
始まりはアップサイクルのオレンジテルペン、カルダモン、インセンス、CO2抽出のピンクペッパー。オレンジの皮をむいたときのような明るさに、カルダモンの涼しさとピンクペッパーの軽い刺激が重なり、インセンスの煙がすぐ後ろに控えます。
中心はバージニアシダー、ゼラニウム、パピルス、パチュリ。鉛筆の削りくずのようなシダーの乾きに、ゼラニウムの葉のような青さが差し込みます。ベースはベチバー、アガードシダー、シャム産ベンゾイン、ムスク。ガリアーノは、ここに香るウードを旅先の市場に重ねています。ベンゾインのやわらかな甘さが、最後に木の硬さを丸めます。











