シスレーはオードゥ ソワールを、セビリアのアルカサルで、花の咲く庭を夕方に歩く情景に重ねています。ソワールはフランス語で「夕べ」。
柑橘の爽やかさと官能的な花を、シプレの陰影でまとめた構成です。マンダリンとグレープフルーツにペッパーが少し辛みを添えて始まり、ローズとジャスミンへ移ります。ミドルには、バイカウツギ、イランイラン、スズラン、アイリス、ジュニパー、カーネーションも並びます。ジュニパーの樹脂っぽい青さとカーネーションの辛みが、多くの花を甘さだけに寄せません。
ベースはムスク、アンバー、オークモス、パチュリ、シスタス。公式が最後のひと筆に挙げるのはアンバーとパチュリで、苔と樹脂が加わって暗く温かい余韻を残します。















