ヴァラナシ

ガンジスの水をすくった記憶から、スパイスと花、樹脂と革で、夜から夜明けまでを描く香り。

メオ フシューニ

調香師: ジュゼッペ・インプレッザービレ

メオ フシューニ ヴァラナシ 100mL ボトル

2017年のインドへの旅が着想の源です。ガンジス川の聖なる水を両手にすくった日に湧いた、強い感情に導かれて組み立てられました。ヴァラナシは聖と俗が同居する匂いの場所として描かれ、香りもその対比を抱えたまま進みます。

公式はこの香りを「嗅覚の曼荼羅」と呼び、儀式の順に語ります。最初はサフラン、ナツメグ、カルダモンの、温かく赤みを帯びたスパイスです。そこからローズとジャスミンの花の芯へ、移り、アンブレットとシプリオールが、乾いた木を思わせる香りを重ねます。白い灰をまとった修行者サドゥーにたとえられる場面では、ナード、インセンス、グルジャンバルサムが祈りの層を重ねます。

全体を下から揺らすように支えるのは、アンバーグリスの水を思わせる気配と動物的な温かさです。夜の寺院と行き交う影の情景にはウード、ベチバー、神秘的なレザーのアコードが重なり、肌を包みます。ゆっくり流れる川に夜明けが訪れるまでを一本でたどる、香りです。

香りの構成