落ち葉が朽ち、土へと戻っていく森の地面。「フムス」は、その暗く有機的な匂いに目を向けた香りです。ブランドが「黒のさらに先」と呼ぶ世界には、花の明るさとは違う、地中や木陰の静けさがあります。
湿った土と冷たいキノコの気配に、ベチバーの根を思わせる渋さが重なります。松の青い樹脂感、オークモス、スミレも組み合わされ、暗い緑に柔らかな花の陰影が差します。土、根、苔、木が接するところを描く構成です。
日差しの強い庭よりも、湿り気の残る森の奥を思い浮かべると捉えやすい一本です。50mLの黒いガラス瓶に、その深い色合いを収めています。





