「ネア」は、ビザンツ帝国の黄金時代へのオマージュとして生まれた。描かれるのは、帝国が経済、文化、信仰の中心として頂点を迎えた「再生」の時代だ。その豊かさや芸術、暮らしの質は、世界を驚かせたという。ブランドはその姿を、生きることの甘さを意味する「ドゥスール・ド・ヴィーヴル」という言葉に託している。
香りは二つの場所を順にたどる。まずは宮殿を囲む庭で、ドライフルーツ、スパイス、パームリーフ、ジャスミン、ローズが、簡素でありながら洗練された筆致で庭の華やぎを描く。次に扉が開き、時間がゆっくり流れる宮殿の中心へ入る。トンカビーン、マダガスカル産バニラ、キャラメルの甘さに、包み込むようなベンゾインとカシュメランが溶け合う。土台ではパチュリやアンブロキサン、ムスクがそれを支え、満ち足りた心地よさへ誘う。
調香はルカ・マッフェイ。グルマンのアコードを軸に、豊かでありながら洗練されたオリエンタルの影響を織り込んだフローラル・グルマンである。















