テール ドゥ エルメス

苦いグレープフルーツの光を火打石の硬さへ通し、シダー、ベチバー、樹脂の乾いた大地へ着地させるミネラルウッディです。

エルメス

調香師: ジャン=クロード・エレナ

Hermès / Terre d'Hermès ボトル

テール ドゥ エルメス

この香水について

テール ドゥ エルメスは、エルメスが2006年に発売したオードトワレです。調香師ジャン=クロード・エレナは、人が大地に立つ垂直性をテーマに、植物と鉱物だけで構成を考えました。公式分類はミネラル、ウッディで、スパイシー、ドライな感情を持つ香りです。

香りの特徴

グレープフルーツとオレンジの苦い光にペッパーが火花を加え、シレックスの硬いミネラル感へ焦点が移ります。ゼラニウムの葉とパチョリが薄い緑を置き、シダー、ベチバー、ベンゾインが木、根、樹脂の低い温度へ着地させます。公式は固定ピラミッドではなく、移ろいやすい素材が退き、長く残る素材が見えてくる構造として説明しています。

こんな人・場面に

甘い柑橘や柔らかなムスクより、果皮の苦味、乾いた石、木、土の輪郭を好む人に向きます。春と秋の仕事や休日が本命で、グレーやネイビーのジャケット、白いシャツ、リネン、レザー小物と好相性です。真夏は湿度の低い朝や空調のある室内へ一噴きから試し、火打石と根の残り方まで肌で確認したい作品です。

香りの構成

エピソード