ジャン=クロード・エレナ

ジャン=クロード・エレナは、透明感、余白、少ない素材で風景を描く構成で知られるフランスの調香師です。

France

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ジャン=クロード・エレナについて

経歴

ジャン=クロード・エレナは1947年、香料産業の中心地グラースに生まれたフランスの調香師です。若くして香料の仕事に入り、ジボダンの調香学校などで学びました。複数の国際的なメゾンで作品を手がけ、2004年から2016年までエルメスの専属調香師を務めました。この時代に、旅、庭園、素材、空気を簡潔な構成へ変える、現代のエルメス香水を特徴づける透明な語り口を築きました。

創作スタイルと哲学

作風の核は、素材を増やして厚みを作るのではなく、必要な要素を選び、その間に空気と余白を残すことです。香りを水彩画や短い物語のように扱い、特定の場所を写実的に再現するより、光、風、距離、記憶を感じさせます。柑橘、花、木、鉱物、根といった素材の焦点を移しながら、風景や身体感覚を簡潔な構成へ翻訳します。

代表作

代表作にはVan Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)のFirst(ファースト)、Bvlgari(ブルガリ)のEau Parfumée au Thé Vert(オ・パフメ オーテヴェール)、Cartier(カルティエ)のDéclaration(デクララシオン)、Hermès(エルメス)のUn Jardin sur le Nil(ナイルの庭)、Terre d'Hermès(テール ドゥ エルメス)、Voyage d'Hermès(ヴォヤージュ ドゥ エルメス)、Frédéric Malle(フレデリック マル)のAngéliques Sous La Pluie(アンジェリック スー ラ プリュイ)などがあります。作品ごとに輪郭は異なりますが、少ない線で素材の関係を明瞭にし、肌の上へ静かな余韻を残す姿勢が通底しています。

手がけた香水