世界の縁、山々に最初の光が触れる頃、ガウチョは燻る残り火を消し、温かいマテ茶を手に馬を整えて草原へと駆け出す――フラッサイ自身が描くイメージを出発点に、調香師イリーナ・ブルラコワがアルゼンチンの夜明けを香りで組み立てた一本。グリーンなイェルバ マテとブラックペッパーが青く苦く立ち上がり、スモーク ベチバーと素肌のような柔らかなレザーがその中心に収まる。シダーウッド、シスタス ラブダナム、乾いた干草が足元を温め、燃え残りの灰と、開けた土地を吹き抜ける風の匂いが長く続く。革の重さを押し出さず、空気と遠い地平線を優先した構成で、昼下がりから夜まで、普段の服装でも身に着けやすい。






