ローズ パシフィックが描くのは、肩の力の抜けたカリフォルニアのバラ。雲ひとつない空の下でアンズとアボカドの木が日を浴び、海のしぶきやポピーが、クラフツマン様式のバンガローのある庭先を彩る。そんな西海岸の風景を香りにしている。
香りの組み立ても、その光景に沿っている。太平洋のしぶきとペルシャライムが塩気と酸味を運ぶ。中心では、カリフォルニアの野バラがカリフォルニアポピーやアボカドと並ぶ。公式の説明に浮かぶ果樹と野の花が、そのまま香りの中心に置かれている。
土台は桃、細かな砂、バニラムスク。冒頭のアンズから桃へと果実の甘さが受け継がれ、砂のさらりとした手触りとムスクのぬくもりがそれを受け止める。








