ピスタチオは、物語を持たない香りとして思いつきで作られた。作り手にとってピスタチオは上品で、楽しいナッツでもある。目指したのは、とくにデザートの味としてのピスタチオの楽しさを呼び起こすことだけ。最初は100本限定のスタジオジュースとして登場し、大きな反響を受けて定番に加わった。
ノートの表記にも遊び心がある。トップのピスタチオに続き、ハートには“もっとピスタチオ”、ベースには“さらにもっとピスタチオ”。その周りをカルダモンと粗糖、ローストアーモンドとパチョリ、ウォームムスクとバニラクレームが固める。ブランドはこのピスタチオのノートを、ピスタチオ味のお菓子をとらえたデザートの香りで、チェリーやアーモンドの近しいいとこだと説明する。作り手自身、ふだんは作らない、濃密で臆面もなく甘い香りだと語っている。
パフュームオイルは10mLのロールオン。ブランドは、スプレーでは場を圧倒しがちなグルマンを、身近な人だけが気づく距離に収める形と位置づけている。






