トゥ ベチバーは、クリスチャン・アスチュグヴィエイユが愛したベチバーに捧げる、木とスパイスの香り。アントワーヌ・メゾンデューとの制作を通じ、根の深さを、樹脂の温もりと草の清涼感で描いている。ひとつの素材への愛情を、乾いた、厚みのある香りへ移した作品だ。
ブラックペッパーとスペイン産ホワイトタイムが、スパイスとハーブの引き締まった入口をつくる。中心ではベチバーにソマリア産オポポナックスを重ね、根の木質感を樹脂で温める。アンブロフィックス、ムスク、ミルラの余韻は、木と樹脂の深さを柔らかな広がりで支える。
ベチバーの青さだけでなく、根と樹脂の厚みも楽しみたいときに。涼しい日の上着や、すっきりしたシャツに合わせやすい。甘さより乾いた木を選びつつ、温もりも欲しい日に向く。
2026年のオードパルファムで、調香師はアントワーヌ・メゾンデュー。100mLの赤い丸みを帯びたボトルに、黒いキャップと大きな黒い文字を合わせる。作品名を三段に分けた印刷が、ベチバーへの率直な視線を示している。






