メーヴ・マッカーティン

アイルランド出身、IFF所属の調香師。ドミニク・ロピオンに師事し、生化学から調香師へ転身した経歴を持つ。

France

調香師メーヴ・マッカーティンのポートレイト

メーヴ・マッカーティンについて

メーヴ・マッカーティンは、アイルランド西海岸で生まれ育ちました。物理学者の父と文学を学ぶ母のもとで、大学のキャンパスの中で本や気象図に囲まれて育ち、幼少期からアイルランドのトラベリングバンドでフィドルとピアノを演奏していました。

経歴

アイルランド国立大学ゴールウェイ校で生化学を学んだ後、フランス・リヨンの高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリウール)で分子生物学の修士課程に進みました。その過程で調香師としての天職を見出し、進路を転換します。ジュネーブ、アムステルダム、パリを経てニューヨークへ渡り、IFFの巨匠ドミニク・ロピオンに師事しました。

創作スタイルと哲学

科学的な素養を持ちながら、物語や旅の記憶を香りへと変換する感性を併せ持つ調香師です。フィドル奏者として物語を集めてきた経験が、香りづくりにおいても土地や記憶の断片を紡ぎ合わせる姿勢に表れています。

代表作

  • 『Cloon Keen ロシーン・ドゥブ』— 2019年ベスト・ニュー・インディペンデント・フレグランス賞受賞作
  • 『Eau d'Amsterdam』— ニレの木の葉と枝のヘッドスペース分析を用いたアート作品的な香水

アイルランド出身という背景を活かし、独立系ブランドとメゾンの双方で、物語性の強い香水を生み出し続けています。

手がけた香水