マルコ・ジェノヴェーゼ
香料原料の仕事から調香へ進み、クレアセンスの成立にも関わった調香師です。ELECTIMUSSとの協働では、土地の文化や古代ローマの物語を、果実、ハーブ、木の組み合わせへ移しています。
マルコ・ジェノヴェーゼについて
マルコ・ジェノヴェーゼは、香料の原料取引から調香へ進んだ調香師です。クレアツィオーニ メディテラネーを設立し、その後のクレアセンスの成立にも関わりました。ELECTIMUSSとの継続的な協働では、古代ローマと異なる土地の文化が交わる物語を、素材の組み合わせへ移しています。
経歴
本人の説明では、1989年にキミノルドで原料の仕事を始め、産地の異なる素材に触れる中で調香への関心を深めました。ジボダンで調香の講習を受け、2000年にクレアツィオーニ メディテラネーを設立。2010年にはチェリッツァとの統合でクレアセンスが生まれました。ELECTIMUSSとの協働は、中東の香水企画で出会った2014年に始まっています。
創作スタイルと哲学
目指すのは、心地よさに加えて、記憶や感情を呼び起こす香りです。同じ香りでも、人によって異なる経験と結びつくことを大切にしています。『モロッカン メジュール』では、ナツメヤシの甘さに明るい柑橘や花を重ね、ローマと中東の文化の交わりを描きました。食を思わせる豊かさと、ハーブや木の表情を組み合わせる点にも、その発想が現れます。
代表作
- 『モロッカン メジュール』(ELECTIMUSS): ナツメヤシを中心に、柑橘や花、温かな木の印象を重ねた作品。
- 『ブラック キャビア』(ELECTIMUSS): キャビアの塩気とハーブ、木を組み合わせ、ローマの饗宴から着想した香り。
- 『トラヤヌス』(ELECTIMUSS): 柑橘、ラベンダーやセージ、シダーを通して、ローマから東へ向かう旅を描く一作。






