ジュリー・ダンクリー
ボーフォート ロンドンの調香を手がける英国の調香師。ベルメイなどの香料会社で経験を積み、2023年に英国調香師協会の会長に就任しました。
United Kingdom
ジュリー・ダンクリーについて
ジュリー・ダンクリーは英国で活動する調香師です。2023年に英国調香師協会の会長に就任しました。ボーフォート ロンドンの香水も手がけています。
経歴
1988年に香料会社の研究室に入り、1991年にベルメイへ移りました。リサ・ヒップグレイヴのもとで学び、6年の修業を経て調香師になります。ベルメイがシムライズに売却された後も調香を続け、2014年にフェニックス フレグランシズのシニア調香師に就任しました。
仕事の進め方と作風
商業向けの香りを数多く作る会社に勤め、調香師の名前が表に出ない仕事を重ねてきました。ボーフォート ロンドンとの協業は、ジュリー・マーロウとともにブランド側と昼食をとり、構想を聞いてどう手伝えるかを尋ねたことから始まりました。創業者が考えた情景を聞き取り、それぞれの作品を調香しました。手がけた香りでは、金属や火薬、たばこ、革といった重い素材が、具体的な情景や物語と結びつけて使われています。
代表作
- 『アイアン デューク』:馬と乗り手の幻を描き、人と獣の境目をぼかす香り。乾いたたばこと金属、酒の気配で鋭く始まり、鞍の手入れに使う石鹸と革を経て、干し草と火薬の煙った余韻を残します。
- 『アクラシア』:16世紀の寓意的な叙事詩や魔女、神話の森に着想を得た香り。ワインに浸したような柑橘から、シナモンとお香を帯びたバラへ移り、アンバーやバニラ、ムスクが温かく残ります。
- 『レイク アンド ルイン』:ウィリアム・ホガースが描いた18世紀ロンドンを、ジンを思わせる植物の香りと、煙たい木の香りで表しています。




