ジャン=ミッシェル・デュリエ
歴史あるメゾンでハウス調香師を務めたフランス人調香師。素材の品質と建築的な均衡を軸に、抽象的な情景を流動する感情へ変えます。
France
ジャン=ミッシェル・デュリエについて
ジャン=ミッシェル・デュリエは、厳密さと直感、古典性と個人的な物語を往復するフランス人マスター調香師です。香水を固定した物体ではなく、時間とともに人へ波のように届く「流動する感情」と考えています。
経歴
1961年にアミアンで生まれ、幼い頃から庭のミントやローズを混ぜ、小さな香りの鞄を持ち歩きました。1983年にISIPへ入り、翌年からグラースのRoureで創作中心の訓練を継続。1986年にE.D.O.で最初の職を得て、Kaoを経た後、1997年から歴史あるメゾンのハウス調香師となり、制作だけでなく原料調達、製造品質、香りの遺産も管理しました。のちに自身の名を冠した活動と独立アトリエへ進んでいます。
創作スタイルと哲学
優れた素材を適切な濃度で使い、処方全体を建築として成立させることを重視します。煙、湿度、乾いた木、花、食の感覚などを、写実ではなく温度と運動へ変換。ブランドやディレクターが持つ言葉を尊重しながら、身につけられる構造へ翻訳する長いハウス調香師経験が、共同制作の精度を支えています。
代表作
- 『1-24 鈴虫』— 湿った熱、乾いた風、苔、木を夏の終わりの気配へした共同制作。


