ムーンミルクは、洞窟の白い石に月光が集まるような情景を、サンダルウッドの香りへ置き換えたオードパルファムです。ストラ スクガンが着想の出発点としたのは、16世紀の博物学者コンラート・ゲスナーの山と洞窟の記述。鍾乳石から白い液体が滴るという物語が、硬い岩とやわらかな乳白色の対比を生みます。トーマス・ヘンペルが調香し、2017年に発売されました。
中心にあるのは、マイソールのサンダルウッドを示す、なめらかな木の香りです。ライムとマンダリンが明るさを添え、紅茶の乾いた質感が甘さを引き締めます。カルダモンとブラックペッパーが木の輪郭を立て、スズランの柔らかい花の気配がその間をつなぎます。濃厚な乳菓子の甘さではなく、柑橘、茶、スパイスが白檀の質感をそれぞれ照らす構成です。
30mLのボトルは、淡いクリーム色の大きな球形キャップと、透明な四角いガラスの対比が特徴です。静かに木の香りを楽しみたい場面に合い、涼しい時間にはスパイスの温かみ、暖かい時間には柑橘と茶の軽さを感じ取りやすいでしょう。






