チンクアンタ
フィレンツェと京都の姉妹都市提携50周年を記念して2015年に誕生。ベルガモットとグレープフルーツの爽やかな柑橘に、オレンジブロッサムの華やかさが重なり、緑茶とローズの清雅なハートへ。ムスクとシダーウッド、アンバー、パチョリが温かく包み込む、東西の美が融合したフローラル・フルーティ・シプレのコロン。
調香師: 非公表
Cinquanta
チンクアンタは、2015年にフィレンツェと京都の姉妹都市提携50周年を記念してサンタ・マリア・ノヴェッラから発表されたオーデコロンです。京都からフィレンツェに贈られた「松籟の庭」に着想を得て、イタリアの陽光と日本の禅の精神を香りで表現しました。地中海の柑橘が東洋の茶の葉と出会い、静謐でありながらも生命力に満ちた、二つの文化の調和を描き出します。
この香水について
この香りは、京都からフィレンツェに贈られた「松籟の庭」に捧げられています。松籟とは「未来」を意味し、石と茶室からなる枯山水の庭園は、静寂と瞑想の空間です。チンクアンタは、その庭の精神を香りで表現しようと試みました。ベルガモットとグレープフルーツの弾けるような柑橘が、庭に差し込む朝の光を思わせ、オレンジブロッサムが花の甘やかさを添えます。やがて緑茶とローズが現れ、茶室で点てられるお茶と、そこに生けられた花の清らかさを感じさせます。ベースのムスク、シダーウッド、アンバー、パチョリは、庭の石や木々の落ち着いた存在感を表し、時間の流れがゆっくりと感じられるような深い余韻を残します。
香りの特徴
香りの始まりは、ベルガモットとグレープフルーツの爽やかな柑橘の輝き。そこにオレンジブロッサムの甘く華やかな花びらが重なります。やがて中心では、緑茶のほろ苦い清涼感とローズの優雅な香りが溶け合い、静かで上品なハートを形成。ベースには、ムスクの柔らかな肌触り、シダーウッドの凛とした木の香り、アンバーの温かな樹脂、パチョリの土っぽい深みが広がり、全体を包み込みます。フローラル・フルーティ・シプレの構造を持ちながら、緑茶のニュアンスが独特の透明感を生み出しています。
こんな人・場面に
このオーデコロンは、春から初夏の穏やかな日にぴったりです。特に、カジュアルな装いや、リラックスしたい週末の午後、あるいは静かなカフェでのひとときに合います。香りは強すぎず、肌に寄り添うように広がるため、オフィスや日常使いにも適しています。また、ヨガや読書など、心を落ち着ける時間にもおすすめです。 春から初夏が最も合いますが、秋の穏やかな日にも楽しめます。冬には、寒さの中で温かみのあるベースが心地よいアクセントになるでしょう。 香りの広がりは控えめで、肌に近い距離で楽しむことができます。周囲に強くアピールするタイプではありませんが、近くにいる人にはその存在を感じさせます。オーデコロンとしては標準的で、肌の上で4〜6時間ほど持続します。香りは穏やかに広がり、時間とともに柔らかく消えていきます。
調香師とボトル
2015年発売のEau de Cologne。個人調香師は公表されていません。








