モンスーン

洋梨とブラックカラントの瑞々しさに、フリージアとスズランの軽やかな花が重なる。夜明けの温室を思わせるみずみずしい香りを、ムスクとサンダルウッドが静かに支えます。

アールボウ

調香師: セルジュ・マジュリエ

モンスーン 30mL ボトル

ケーススタディは、ひとつの事例を詳しく調べること。RboWはこの考え方を香水のシリーズ名にしています。

モンスーンは、このシリーズのみずみずしいフローラル。洋梨やブラックカラントのようなみずみずしい果実の香りから始まり、フリージアの明るい花がすっと立ち上がります。果実の甘さは重くならず、朝の空気を含んだように軽く広がります。

中盤ではローズ、ジャスミン、スズランが重なります。華やかさを押し出すというより、花びらに残った露の冷たさを感じさせる組み合わせです。甘さと青さの境目が曖昧で、その中間にしばらく留まる印象があります。

最後はムスク、アンバー、サンダルウッドが土台になります。ムスクの柔らかさが花の名残を包み、サンダルウッドの乾いた木の香りが輪郭を引き締めます。アンバーはほんのりとした温かみを加え、みずみずしい導入から落ち着いた余韻へと移ります。

朝の時間帯や、軽やかな装いの日に似合う香りです。果実と花の透明感を楽しみたいときに向いています。

香りの構成