ブラック ウッド
ベルガモットとレモン、ピメントベリーの明るい刺激から始まり、ローズアブソリュート、サイプレス、ミルラが重なる。乾いた木と革、樹脂が静かに残るオードパルファム。
調香師: クロード・ディール
ブラック ウッドは柑橘の明るさとスパイスの刺激から始まる。ベルガモットとレモンが爽やかに立ち上がり、ピメントベリーの温かな辛さが続く。
中盤ではローズアブソリュートの濃い花が、シスタス、クローブ、サイプレス、シプリオル、ミルラと重なる。花の甘さはそのまま広がらず、樹脂と木の陰影に包まれる。
終盤はソフトレザー、サンダルウッド、ベチバー、パチョリ、シダーウッドが下地を作り、アンブラモン、ラブダナム、オリバナム、ムスクが乾いた温かさを添える。煙を思わせる樹脂と革の気配が、夜の空気のように肌に残る。
「ケーススタディ」は、ひとつの事例を深く探るというシリーズ。ブラック ウッドでは、ローズを中心に木や樹脂、革が重なる表情を追える。秋から冬の夕方、落ち着いた服装に合わせると、木と樹脂の重なりがよく伝わる。

















