ブルートゥスは、移り変わる時間の中で、揺らがず立ち続ける人物像を香りにした作品。公式が描く恐ろしさと優しさの同居は、深いパチョリと花の柔らかさの対比にも通じる。輪郭のしっかりした、落ち着いた香りだ。
ベルガモットとマンダリンの明るい柑橘に、ラベンダーとゼラニウムの芳香、ローズの丸みが重なる。中心にあるパチョリの土っぽい木質感を、シダー、オークモス、ラブダナムとアンバーの温かみ、ムスクが支える。
甘い花よりも、乾いた木や土の深さを感じたいときに。ジャケットや厚手の服にも合わせやすく、静かな場では控えめな量で輪郭を楽しめる。
調香はアレッサンドロ・グアルティエリ、発売は2014年。50mLの角形ガラスボトルには銅色の金属キャップを合わせ、その上面に硬いクルミの殻を使った意匠を添えている。










