「パルメット」が描くのは理想化されたヤシではなく、茂った葉、細い幹、土に張る根までを含む全体像。それぞれの部分が果実や花、土の気配を帯びた香りを放つという考え方で、香りは一本の木の輪郭をなぞるように広がります。
中心にあるのは、乾いたガルバナムとクリスプアンバーです。青く鋭い葉の苦みに、フィグクリームのまろやかな甘さが寄り添い、アンジェリカシードと四川山椒がぴりっとした熱を添えます。レモンとジャスミンの花びらが明るさを加え、ムスクネクターが全体をやわらかく包みます。
公式はこの香りをグリーンスパイシーと位置づけ、熱い風に揺れる高いヤシや、背の高い草をかき分ける手といった情景を添えています。葉の青い苦みと温かなスパイスを一緒に楽しみたい人に向いています。







