ラグジュアリーの着想は、特別な夜の外出を前に、鏡の前で身支度をする場面です。パウダーや頬紅、バームの質感を手がかりに、アルベルト・モリヤスが花とムスクの香りを重ねています。
ねらいは、上質な素材で肌そのものの香りを引き立てることです。ブランドはそれを、頬の血色をほんの少し明るくする頬紅にたとえています。トップはエジプト産オレンジブロッサムのアブソリュートとベルガモットのエッセンス。ハートにはアンブロックス、フィレンツェ産オリスのアブソリュート、イロンが置かれます。イロンはアイリスの根茎に天然に含まれる分子で、この香りに粉っぽい輪郭を与えています。
ベースにはベンゾイン、タヒチ産SFEバニラ、トンカビーンの各アブソリュートとムセノンが並びます。ベンゾインの樹脂らしい温かさにバニラとトンカの甘さが重なり、包み込むようなバームの質感をつくります。公式は、肌のきめのビロードのような手ざわりを、丸くやわらかな残り香に移した香りと表現しています。








