リヴァージュ
冬の大西洋で休むサーファーの情景から生まれた香り。ラバンジンとミントの清涼感に潮の気配を重ね、最後はサンダルウッドとオリスで静かに落ち着くアロマティックな構成です。
調香師: ナタリー・ローソン
「リヴァージュ」の出発点は、ブランドが描く冬の大西洋の情景です。サーファーが車の座席を倒して波音を聞いています。窓は冷気で曇っています。前日の波で浴びた潮の名残がウェットスーツに残る一方で、洗い立てのウェットスーツに忍ばせたラベンダーのサシェが冷たい空気を鋭く切ります。この潮とハーブの対比が香りの軸になっています。
トップでは、ラバンジンにミントの涼しさとマンダリンの軽い果皮の明るさが重なります。そこへペッパーとカルダモンが乾いた刺激を添えます。ハートでは、バイオレットリーフの青く湿った葉の質感がマリンノートと合わさり、塩気を含んだ冷たい空気を思わせる層になります。ベースはサンダルウッドとオリスです。潮の気配が引いたあとに、やわらかな木の肌合いと控えめな粉っぽさが残ります。
甘さよりも清涼感と塩気が前に出る構成です。ハーバルでアロマティックな香りが好きで、日差しの強い浜辺よりも冷えた季節の海辺を思わせる香りを探している人に向いています。








