ナタリー・ローソン

dsm-firmenichのマスター調香師。素材を足し重ねるより、品質と用量を見極め、簡潔で余韻の強い構成へ磨きます。

France

Nathalie Lorson

ナタリー・ローソンについて

ナタリー・ローソンは、dsm-firmenichのマスター調香師です。自分を前面に出すのではなく、誰かのために感情を届けることを創作の目的とし、簡潔でありながら余韻の強い香りを目指します。

経歴

長年ファインフレグランスの制作に携わり、2017年にFirmenichのマスター調香師へ任命されました。現在は制作に加えて次世代の育成にも関わり、若い調香師のメンターとして技術と考え方を伝えています。華やかな自己演出より、使う人が香りと出会う瞬間を成果と考える姿勢を一貫して示しています。

創作スタイルと哲学

本人は、最も単純な処方ほど作るのが難しく、同時に最も固有の個性を持ちうると語ります。原料を増やすのではなく、一つひとつの品質と用量を見極め、不要なものを除くことで美しさを最大化する作り手です。感性と粘り強さに加え、他者との意見交換を創造の一部として大切にします。

代表作

  • 『Black Opium』— コーヒーと花、明暗を重ねた共同制作
  • 『Givenchy Gentleman』— スパイスとウッディの輪郭を現代化した共同制作

手がけた香水