ラヴァンドは、南仏のラベンダー畑を思わせる清々しさに、ミルキーな木の温もりを添えたオードトワレ。メゾン創設50周年を迎えた2026年、日々の気分に寄り添うムードフレグランスとして登場した。アンヌ=ルイーズ・ゴティエは、クラシックなラベンダーを現代的に捉え直し、アロマティックな涼しさと、サンダルウッド、ベチバー、ホワイトムスクの穏やかな深みを結びつけている。南仏産の真正ラベンダーを用い、乾いた風に揺れる花の香りを、柔らかな余韻へとつなぐ作品だ。
ラベンダーの、草と花が重なる涼しい芳しさが入り口になる。中心のユーカリが、すっと抜けるような爽やかさを重ね、基調のサンダルウッドが、クリーミーな木の質感で包んでいく。ベチバーの落ち着いた木や根を思わせる表情と、ホワイトムスクの清潔な柔らかさも、その温もりを支える。鋭いハーブだけを押し出すより、涼しさから、なめらかな木とムスクへつながる組み合わせ。アロマティックな花を、優しい温かさとともに楽しみたい人に向く。
夜の身支度や、仕事を終えてひと息つく時間に、少量から試してみたい。柔らかな綿の服や、明るい色のニットに、ラベンダーと木の穏やかな表情を添える選択肢になる。採用した75mLのボトルは、透明なガラスのなだらかな肩に、黒い円筒形のキャップを組み合わせている。輪状の黒い首元と、ラヴァンドの名を配した明るいラベルが、すっきりした輪郭をつくる。丸い下端のラベルと厚みのある透明な底が、ハーブの清々しさと木の柔らかさを、控えめな姿へ整えている。




